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個人によるM&Aの可能性についての一試論①

事業承継のフロンティア

2019年1月25日

ShareLegal(シェアリーガル)では,現在,「後継体制までデザインしきった,より安心できる事業承継の実現,会社同士の仲介を超えた『人』重視の価値創造」を理念に,「個人M&A」のアドバイスや支援を提供しています。これはチャレンジングな課題ですが,いろいろとフィールドスタディしていくと,今後の人口動態と現状のM&A環境 にかんがみて極めて,重要だと考えています。

今後の人口動態と現状のM&A環境

 ①金余りの投資環境 

 ②オーナーライクな経営人材の希少さ

 ③フルコミットでやれる人材が企業価値/投資パフォーマンスを左右する最大の要因であること

 ④人探しが投資家が一番苦労する点であること

 ⑤金だけでなく具体的に「誰に継がせるか」を重視する企業オーナーが多いこと

聞くところによると,M&A仲介会社にも売上数億の案件情報を見て問い合わせをする方が1案件について数人はいるようですが,仲介手数料すら払えないので門前払いされているようです。しかし,そこは投資環境(サブプライムのキャピタルマーケット)の成熟とともに,可能になっていくことは容易に推察されます。現時点でも,説明に手間暇をかければ,個人購入株に質権設定のMBO資金のプライベートデットファイナンス+エクイティ投資+レバレッジドファイナンスなど,ファイナンススキームは何とかなると思います(私よりもっと詳しい人たちが周りにいます)。

個人でのM&Aを考えている方がいれば,いろいろと相談に乗れる点はあると思うので,気軽にご連絡ください。